シングルマザーの就職と就労収入について思う事
こんにちは。しのくろです。
先日、「日本のシングルマザーの貧困率が突出している」という記事を読みました。
記事によると就業している81.8%のシングルマザーの平均年収は348万円だそうです。
えっ?平均年収348万?
そんなにあるんだ・・・と思ったのが第一印象。
まぁ、決して多い数字だとは思いませんが、特に貧困だとは思わないのですが・・・・。
少なくとも私の場合、これだけの年収があればかなり余裕のある生活ができる自信があります!(笑)
この数字はシングルマザーでも 中にはバリバリのキャリアウーマンで高収入の方もいらっしゃると思いますので、そういう一部の方たちも合わせての平均年収ではないのかなぁ。
私がそうだからというわけではありませんが、恐らく多くのシンママの年収はもっと少ないのではないかなぁと思っているのですが、どうでしょうか。
子育て等で いったん外でのお仕事を離れていた専業主婦の人がシンママになって新たに仕事を探しても 何か仕事に有利な資格や実績がないと かなり厳しいのが現実です。
なんとか就職できたとしても、最低賃金からのスタートになりワーキングプアに陥りがちです。
まさに私の場合がそうだったのですが、今回はなんの取り柄もなかった私の就活の経験を交えながらシンママの就労について思う事を記事にしてみました。
シングルマザーになると、まず生活のために仕事を探さなくてはなりません。
前述のとおり、何か働くのに有利な資格や実績があれば就労も比較的スムーズだと思いますが、とくに何もないという場合は自分の希望する仕事につけるのも なかなか難しくなると思います。
私も 就職に有利な資格など何一つ持っていませんでした。
長く働ける職種を・・・と思い、事務職を希望していましたが、当時、パソコンの基礎知識すら よく分かっていない状態でしたので、ハローワークの方にすすめられてパソコンの講習を1か月半ほど受講しました。
ありがたいことに ハローワーク斡旋の講習でしたので、受講料はかかりませんでした。
まだ赤ちゃんだった娘を 頼み込んで母に預け、エクセル、ワード、インターネットといった仕事に必要な基本的なことを学ばせてもらいました。
ハローワークのパソコン講習の受講終了という実績だけを頼りに就職活動をし、やっと採用してもらえたのが事務職ではありましたが、パート雇用でした。
本当は正社員で働きたかったのですが、娘を保育所に入れるためには親が就労していると優先されると聞いていましたので、なんとしても娘を保育所へ入れたかった私は こちらの会社で働かせていただくことにしました。
保育認定を受けられる条件として「保護者の求職活動中」も含まれるのですが、その時の私は親が就労している方がより 入所の緊急性があると判断されるのでは?と思っていましたので、就職を急いでいたこともあります。
実際、どうなのかは分かりませんが、本当に幸運なことに ありがたくも娘は保育認定を受けることができました。
自分の就職と娘の保育所への入所が決まるまでは先が見えず不安でしたが、なんとか私たち親子は母子家庭としての一歩を踏み出しました。
勤務先の会社は、家からも近かったですし、人間関係も良好でした。
仕事内容も気に入っていましたし、とくに忙しい部署というわけでもなく残業もほとんどありませんでしたので、環境的にはすごく良かったのですが、ただ一つ パート勤務ということだけが私にとってネックでした。
パートなので、当たり前ですが賃金は時給換算ですので、仕事が休みだと賃金は支払われません。
私は4月から働き始めたのですが、楽しいはずのゴールデンウィークも 私にとっては1円にもならない不利益な時間でしかなく ただただ恨めしく思いました。
毎月のお給料が一定ではないという不安定さが 働き始めて早くも私の不安材料になっていました。
このままだとお盆休みのある8月は、またお給料が少なくなるのか・・・と思っていた矢先、急に会社が移転することになったのです。
移転先は私が通うには、ちょっと不便な場所でした。
通うのにはかなり時間がかかり、保育所へのお迎えも難しそうでしたので、私は勤務3ヶ月にして 転職活動をするはめになってしまったのです。
せっかく仕事にも少し慣れてきていたのに、また一から就活しなければいけないという気持ちと、早く新しい仕事先を決めないと今の会社が移転してしまう・・・という焦りとで また先が見通せなくなくなり、不安でいっぱいでしたが、仕事をしながらの就活をがんばりました。
何社も不採用が続きましたが、やみくもに就活をした結果、2社、採用の通知をいただきました。
初めに採用の通知をいただいた会社はとてもよさそうな会社だったのですが、雇用形態がパート勤務で、この先どんなに頑張っても正社員としての採用はしないということでしたので、現在の状況と変わらないため、お返事するのを悩んでいました。
そんな時、もう1社から正社員としての採用の連絡があったのです。
その時の私は、もう本当に嬉しくて電話を切ったあと、跳びあがって喜んだのを覚えています。
それが、今の会社です。
とくに秀でた資格も実績もない私を雇用してくれたことが本当に嬉しかったです。
とっても小さな会社ですが、こちらの会社も家から近く、なにより長く働けそうな感じがしました。
実際、今もお世話になっていますので、長く働かせていただいてます。
正社員で雇用していただいても 新入社員のお給料は薄給です。
厳しい生活には変わりなかったのですが、それでも毎月のお給料が一定という絶対的な安心感は何にも代えがたいものがありました。
厚生年金も掛けてもらえ、私にとって正社員待遇は本当に夢のようでありがたかったのです。
生活していく上で一番必要なことは「安定した収入」が大前提です。
そういった意味で正社員は たとえ収入が少なかったとしても、毎月同じ金額を得ることができますので、金銭的な計画が立てやすく、福利厚生も大きなメリットです。
シンママになると不安な気持ちに押しつぶされそうになる時もありますが、収入が安定していれば心も安定してきます。
シンママにとって正社員はベストな雇用形態かとは思いますが、たとえ正社員ではなくても、できるだけ正社員に近い待遇で長く働かせてもらえそうな職場を選ぶことが重要かと思います。
そしてお仕事を愚直にがんばりましょう。
たとえ入社時は正社員ではなくても、がんばりが認められて正社員にしてもらえるかもしれませんし、昇給だってあるかもしれません。
それでも、このご時世、正社員だからといって決して安定しているとは限りません。
会社の業績次第では、いつ、リストラされるかもわかりませんので、絶対はありませんが、それはシンママに限ったことではありません。
自分と家族を守るためにも、もし空いた時間があれば何か仕事に有利な資格取得のために勉強することをおすすめします。
それが役立つかどうかわかりませんが、資格取得することで、ちょっぴり自分への自信にもつながると思うのです。
シンママの皆さん、お互い がんばりましょう~

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先日、「日本のシングルマザーの貧困率が突出している」という記事を読みました。
「経済大国」なのに… 日本は豊かな国だろうか。GDPで中国に抜かれたとはいえ、まだ世界3位。れっきとした「経済大国」である。
記事によると就業している81.8%のシングルマザーの平均年収は348万円だそうです。
えっ?平均年収348万?
そんなにあるんだ・・・と思ったのが第一印象。
まぁ、決して多い数字だとは思いませんが、特に貧困だとは思わないのですが・・・・。
少なくとも私の場合、これだけの年収があればかなり余裕のある生活ができる自信があります!(笑)
この数字はシングルマザーでも 中にはバリバリのキャリアウーマンで高収入の方もいらっしゃると思いますので、そういう一部の方たちも合わせての平均年収ではないのかなぁ。
私がそうだからというわけではありませんが、恐らく多くのシンママの年収はもっと少ないのではないかなぁと思っているのですが、どうでしょうか。
子育て等で いったん外でのお仕事を離れていた専業主婦の人がシンママになって新たに仕事を探しても 何か仕事に有利な資格や実績がないと かなり厳しいのが現実です。
なんとか就職できたとしても、最低賃金からのスタートになりワーキングプアに陥りがちです。
まさに私の場合がそうだったのですが、今回はなんの取り柄もなかった私の就活の経験を交えながらシンママの就労について思う事を記事にしてみました。
資格・実績のないシングルマザーの就活(私の場合)
シングルマザーになると、まず生活のために仕事を探さなくてはなりません。
前述のとおり、何か働くのに有利な資格や実績があれば就労も比較的スムーズだと思いますが、とくに何もないという場合は自分の希望する仕事につけるのも なかなか難しくなると思います。
私も 就職に有利な資格など何一つ持っていませんでした。
長く働ける職種を・・・と思い、事務職を希望していましたが、当時、パソコンの基礎知識すら よく分かっていない状態でしたので、ハローワークの方にすすめられてパソコンの講習を1か月半ほど受講しました。
ありがたいことに ハローワーク斡旋の講習でしたので、受講料はかかりませんでした。
まだ赤ちゃんだった娘を 頼み込んで母に預け、エクセル、ワード、インターネットといった仕事に必要な基本的なことを学ばせてもらいました。
ハローワークのパソコン講習の受講終了という実績だけを頼りに就職活動をし、やっと採用してもらえたのが事務職ではありましたが、パート雇用でした。
「保護者の就労」=保育所へ入所するための条件
本当は正社員で働きたかったのですが、娘を保育所に入れるためには親が就労していると優先されると聞いていましたので、なんとしても娘を保育所へ入れたかった私は こちらの会社で働かせていただくことにしました。
保育認定を受けられる条件として「保護者の求職活動中」も含まれるのですが、その時の私は親が就労している方がより 入所の緊急性があると判断されるのでは?と思っていましたので、就職を急いでいたこともあります。
実際、どうなのかは分かりませんが、本当に幸運なことに ありがたくも娘は保育認定を受けることができました。
自分の就職と娘の保育所への入所が決まるまでは先が見えず不安でしたが、なんとか私たち親子は母子家庭としての一歩を踏み出しました。
収入が一定しないパート勤務への不安
勤務先の会社は、家からも近かったですし、人間関係も良好でした。
仕事内容も気に入っていましたし、とくに忙しい部署というわけでもなく残業もほとんどありませんでしたので、環境的にはすごく良かったのですが、ただ一つ パート勤務ということだけが私にとってネックでした。
パートなので、当たり前ですが賃金は時給換算ですので、仕事が休みだと賃金は支払われません。
私は4月から働き始めたのですが、楽しいはずのゴールデンウィークも 私にとっては1円にもならない不利益な時間でしかなく ただただ恨めしく思いました。
毎月のお給料が一定ではないという不安定さが 働き始めて早くも私の不安材料になっていました。
このままだとお盆休みのある8月は、またお給料が少なくなるのか・・・と思っていた矢先、急に会社が移転することになったのです。
移転先は私が通うには、ちょっと不便な場所でした。
通うのにはかなり時間がかかり、保育所へのお迎えも難しそうでしたので、私は勤務3ヶ月にして 転職活動をするはめになってしまったのです。
正社員として働くことの安定感
せっかく仕事にも少し慣れてきていたのに、また一から就活しなければいけないという気持ちと、早く新しい仕事先を決めないと今の会社が移転してしまう・・・という焦りとで また先が見通せなくなくなり、不安でいっぱいでしたが、仕事をしながらの就活をがんばりました。
何社も不採用が続きましたが、やみくもに就活をした結果、2社、採用の通知をいただきました。
初めに採用の通知をいただいた会社はとてもよさそうな会社だったのですが、雇用形態がパート勤務で、この先どんなに頑張っても正社員としての採用はしないということでしたので、現在の状況と変わらないため、お返事するのを悩んでいました。
そんな時、もう1社から正社員としての採用の連絡があったのです。
その時の私は、もう本当に嬉しくて電話を切ったあと、跳びあがって喜んだのを覚えています。
それが、今の会社です。
とくに秀でた資格も実績もない私を雇用してくれたことが本当に嬉しかったです。
とっても小さな会社ですが、こちらの会社も家から近く、なにより長く働けそうな感じがしました。
実際、今もお世話になっていますので、長く働かせていただいてます。
正社員で雇用していただいても 新入社員のお給料は薄給です。
厳しい生活には変わりなかったのですが、それでも毎月のお給料が一定という絶対的な安心感は何にも代えがたいものがありました。
厚生年金も掛けてもらえ、私にとって正社員待遇は本当に夢のようでありがたかったのです。
まとめ
生活していく上で一番必要なことは「安定した収入」が大前提です。
そういった意味で正社員は たとえ収入が少なかったとしても、毎月同じ金額を得ることができますので、金銭的な計画が立てやすく、福利厚生も大きなメリットです。
シンママになると不安な気持ちに押しつぶされそうになる時もありますが、収入が安定していれば心も安定してきます。
シンママにとって正社員はベストな雇用形態かとは思いますが、たとえ正社員ではなくても、できるだけ正社員に近い待遇で長く働かせてもらえそうな職場を選ぶことが重要かと思います。
そしてお仕事を愚直にがんばりましょう。
たとえ入社時は正社員ではなくても、がんばりが認められて正社員にしてもらえるかもしれませんし、昇給だってあるかもしれません。
それでも、このご時世、正社員だからといって決して安定しているとは限りません。
会社の業績次第では、いつ、リストラされるかもわかりませんので、絶対はありませんが、それはシンママに限ったことではありません。
自分と家族を守るためにも、もし空いた時間があれば何か仕事に有利な資格取得のために勉強することをおすすめします。
それが役立つかどうかわかりませんが、資格取得することで、ちょっぴり自分への自信にもつながると思うのです。
シンママの皆さん、お互い がんばりましょう~

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